ポスティングは「ターゲット選び」で反響が変わる!配布方法の違いについても紹介
「ポスティング」というと、一軒一軒の家のポストにチラシを入れていく、そのうえあまりリターンの無い「効率の悪い販促手法」と思われがちです。
確かに、「軒並配布(ランダム配布)」と呼ばれる配布方法は、エリア内のすべての建物を対象に配布を行うため、広くチラシが行き渡る反面、チラシが本当に届いてほしい層に届かないというデメリットもあります。
一方で、事前にターゲットの選定を行うことで、ターゲットの多いエリアを絞り込んだり、適切な配布方法を選択することができます。
今回は、反響を上げるための「ターゲット選びのコツ」について、詳しく紹介していきます。
目次
ポスティングにおける「ターゲット」とは
ポスティングにおけるターゲットとは、言い換えると「自社・自店舗の商品・サービスを知ってほしい(購入してほしい)顧客層」のことを指します。
たとえば「学習塾」を例にとってみましょう。
学習塾へ子供を通わせようかどうか悩んでいる顧客層は、
- 受験期(中学 or 高校 or 大学受験)を迎えた子供を持つ家庭
- 定期的に塾へ通わせることのできる収入がある世帯
などが考えられます。
これらを踏まえると、「30~40代の子持ち世帯で、かつ年収500万円以上の世帯」などがターゲット例として挙げられます。
以上は学習塾の場合のターゲット例になりますが、次にどの業種でも使える「ターゲット選定3つのSTEP」を紹介します。
ターゲット選定3つのステップ
STEP1 ターゲットの定義
まず一番大切なのが、自社・自店舗の商品・サービスが「誰にとって有効な情報か」を定義することです。
これはすなわち、自社・自店舗の商品・サービスについて「消費者目線」で特徴を洗い出すことでもあります。
当然ながら、情報を提供する側が商品・サービスのメリット・特徴を理解していなければ、どんな見栄えのよいチラシを用意しても「刺さらない」チラシである可能性が大です。
「他社用品・サービスと比べてどんな特性があるのか」「どのようなシチュエーションで利用されるか」など、消費者ニーズをきちんと洗い出しておきましょう。
STEP2 ターゲット属性を元に絞り込む
「ターゲット属性」とは、性別・年齢など、ターゲットを考える際に役立つ情報のことです。
ターゲット属性の例
- 性別
- 年齢
- 年収
- 住居形態
- 配偶者
- 子どもの有無 etc…
たとえば、20代の独身男性と40代の子持ち男性では、生活パターンや物を購入する際の価値基準も異なるはずです。
上に挙げた属性を参考にしつつ、ターゲット候補を絞り込んでいきましょう。
STEP3 配布エリアの選定
ポスティング業者の多くは「GIS(地理情報システム)」というシステムを用いて、配布エリアの選定を行っています。
従来の配布エリア選定では、「過去反響の良かったエリアを配布する」「店舗や営業所から半径〇〇キロ以内に配布する」といった方法がスタンダードでした。
GISでは国勢調査の結果を参照できるので、ターゲットとなる層が多いエリアを絞り込むことができるのです。
GISで参照できるデータ例
- 人口
- 性別
- 年齢層
- 世帯数・世帯構成
- 建物構造(持ち家・借家)
- 年収別 etc…
こうしたデータは個人で調べるのも限りがありますので、エリアの選定・ポスティングにあたっては実績のある業者へ依頼するのがおすすめです。
ポスティングでは「配布方法」の選択も重要
実は配布方法にも違いがあります。
弊社の場合は、以下のような配布方法があります。
軒並み配布(ランダム配布):ご指定エリアの戸建・集合住宅に配布
集合住宅のみ配布:エントランスに集合ポストのあるアパート・マンションに配布
指定集合住宅配布:ご指定の集合住宅のみに配布
エリアフリー配布:エリアお任せ、1か月間で配布
選別配布:分譲住宅のみ、ファミリータイプマンションのみなど、対象住宅へ配布
事業所配布:住宅以外のオフィスや商店へ配布
たとえば、若いターゲットへチラシを配布したいのであれば、単身者の多い集合住宅を中心に配布を行った方が、反響も期待できます。
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