配布エリアを決める5つの軸。反響アップのポイントも解説
ポスティングはさまざまな業種で反響を狙える販促手法です。
ただし、やみくもにチラシを配るだけでは思うような反響に繋がらないのも事実です。
ポスティングで一定の効果を見込むためには、「配布エリア」を選定するのが重要です。
今回は、ポスティングのエリア選定のポイントについて、くわしくご紹介します。
目次
配布エリアを決める5つの方法
その1 商圏エリアでチラシを配布する
最もポピュラーな方法としては、商圏エリアでチラシを配布することです。
商圏エリアは、店舗を中心とした距離によって、以下のように分けることができます。
1次商圏:店舗から徒歩10~15分圏内(半径1km程度)。毎日通うことができる距離。
2次商圏:自転車で10~15分圏内(半径3km程度)。週に何回か通える距離。
3次商圏:電車やバス、自動車で30~40分圏内。数か月に一回通える距離。
適切な商圏エリアを把握・選定することで、広告効果を高めることができます。
その2 ターゲットの多いエリアに配布する
商品・サービスを届けたいターゲットが多く住む地域でエリアを選定するのも有効です。
たとえば若い世代へ向け「美容室」の集客を狙う場合。
商圏となるエリアは、店舗から徒歩や自転車で通える500m~1km圏内であることが考えられます。
この範囲内で、若い世代の多く住むエリア・集合住宅などへポスティングを行うことで、反響も狙いやすくなります。
ポスティング業者では、GIS(地理情報システム)とよばれる国勢調査のデータなどを用いて、ターゲットが多いエリアを選別できます。
「ターゲットの決め方」については、以下の記事も参考にしてみてください。
その3 商圏とターゲットを組み合わせて配布エリアを選定する
先に挙げた2つの方法を取り合わせることで、さらに配布エリアを限定することができます。
利用客が多く、商圏エリアが広い業種で有効な方法です。
たとえば駅前のスーパーマーケットの集客を狙う場合、まずは3次商圏にあたる広い範囲を設定した後に、「30~40代の主婦層」などターゲットを決め、細分化します。
この方法で、よりニーズにマッチしたポスティングを実施することができます。
その4 配布方法をもとにエリアを選定する
ポスティングにはいくつかの配布方法があります。
まずはじめに配布方法を決めておき、それをもとにエリアを選定する方法もあります。
弊社での主な配布方法は、以下の6つです。
配布方法 | 内容 |
---|---|
軒並み配布(ランダム配布) | 住宅形態を問わずエリア内のすべての建物を対象に配布 |
集合住宅のみ配布 | エントランス・1階部分に集合ポストがあるマンション・アパート・団地を対象に配布 |
指定集合住宅配布 | ご指定いただいた集合住宅のみに配布 |
エリアフリー配布 | エリアは弊社が選定。1か月間で配布 |
選別配布 | 分譲住宅、ファミリータイプマンションなど、対象となるポストを目視で選別・配布 |
事業所配布 | オフィスや商店を対象に配布 |
その5 予算をもとにエリアを選定する
ポスティングは比較的安価で始められる販促手段ではありますが、配布枚数や方法によって単価も変わります。
まずはおおよその予算を決めておき、その範囲内で実施可能なエリアを選定するのも1つの方法です。
反響のあるポスティングを実現するために押さえておきたい3つのポイント
その1 商品・サービスの「強み」が伝わるチラシデザインにする
チラシを手に取ったお客様が内容に目を走らせる時間は、多くても数秒程度でしょう。
その数秒で商品・サービスの「強み」が伝わるようなデザインにすることで、読み手の「もっとくわしく内容を確認してみよう」という気持ちに火をつけることができます。
反響に繋がるチラシデザインのコツとして、以下が挙げられます。
- 商品の特徴が端的に伝わる「キャッチコピー」を入れる
- 写真やイラストなど視覚的な訴求ポイントを入れる
- 伝わりやすいレイアウトを心がける
- 「お客様の声」「反響事例」を入れる
伝えたい思いが強いと、つい色々な情報を詰め込んでしまいがちですが、読み手の気持ちを考え、必要な情報を絞っておくのがよいでしょう。
その2 ポスティング業者にアドバイスをもらう
商圏となるエリアの特性については、その地域に詳しいポスティング業者からアドバイスをもらうのも効果的です。
弊社進和プロモーションでも、過去に反響の高かったエリアや、反響の出やすいチラシデザインなどについてノウハウをご提供できます。
過去の成功事例として、以下のようなものがあります。
事例
反響
学習塾の生徒募集チラシ
ワンルームを除外しポスティング。反響数を変えずに2割のコストダウンを実現。
通販会社チラシ
商圏分析を行ったうえで20万部配布。新聞折込で取れなかった顧客を獲得。
クリーニング店のキャンペーンチラシ
店舗の近所に限定して配布を行ったことで、顧客獲得に成功。
リフォーム業者チラシ
紙チラシからマグネットに変更。反響が3倍に。
また、配布禁止物件なども把握しているので、クレームの発生を最小限に抑えることもできます。
その3 配布後のPDCAサイクルが重要
ポスティングは配布エリアや配布部数によって、反響に違いがあります。
そのため、一度のポスティングで効果を実感できるとは限りません。
配布後に反響率測定しておくことで、「配布エリアを広げてみよう」「配布方法を変えてみよう」といった具体的な改善策につなげやすくなります。
また、複数回にわたりポスティングを実施しチラシとの接触回数を増やすことで、商品・サービスの認知度を上げる効果もあります。
まとめ
今回は、配布エリア選定にあたっての5つの軸と、反響アップのポイントについてご紹介してきました。
自社の商品・サービスのニーズをきちんと理解し、それに適した配布エリアを選定することで、ポスティングの効果を実感しやすくなります。
また、一度のポスティングで終わりではなく、PDCAを回していくことで、一回一回のポスティングの精度を上げていくことができます。
株式会社進和プロモーションは、福岡・大阪・東京を中心にポスティングを行っています。
1985年の創業時より様々なお客様からポスティングのご依頼をいただいています。
クレーム対応のノウハウももちろん、クリエイティブや印刷・エリア選定などについても十分な実績があります。
ポスティングに関するお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください!
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