ペルソナって何? チラシの反響UPにつながる理由
ポスティングにおいて要と言えるのが、「チラシのデザイン」です。
読み手の興味を惹くようなチラシを作成することで、反響にもつなげやすくなります。
今回は、チラシ作りの最初のステップとして、「ペルソナ設定」の方法をご紹介します。
ペルソナとは
まずはチラシ作りにおける「ペルソナ」の概念についてご紹介します。
ペルソナ=「仮想ユーザー」のこと
「ペルソナ」とは、チラシを受け取ってほしい「仮想顧客像」のことを言います。
一例として、「ネイルサロン」のチラシを作成する際のペルソナについて考えてみましょう。
【ネイルサロンチラシのペルソナ例】
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氏名:藤井明子
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年齢:37歳
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性別:女性
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職業:Webデザイナー
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年収:420万円
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最終学歴:美術大学卒
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住まい:都内在住
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世帯構成:夫と二人暮らし
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住宅形態:アパート・2DK
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趣味:読書・ガーデニング
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友人の数:頻繁に連絡を取り合う友人は2~3人
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利用しているSNS:X(旧Twitter)、Instagram
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仕事で大切にしている価値観:常に生産性・効率性を重視した仕事をする
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ニーズや悩み:最近、大きなプロジェクトがあり仕事が忙しく、おしゃれを楽しむ余裕がなかった。休日にサッと立ち寄れるネイルサロンを探している。
このように、1人の人物像をなるべく詳細に深堀りしていくのが、ペルソナ設定の基本になります。
「ターゲット」とは違う?
「ペルソナ」と「ターゲット」は、一見すると同じもののように思えます。
しかし、両者の大きな違いは「情報の詳細さ」にあります。
ターゲットとは、チラシを届けたい大まかな年齢層・性別・居住地域などの属性を決めることを指します。
対して、ペルソナは前述したような職業や趣味、価値観など、より「個人」の人となりがイメージしやすい要素を挙げていくものになります。
チラシ作りでペルソナを設定するメリット
「チラシを作成するだけなのに、ここまで細かく設定する必要があるの?」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
チラシ作りでペルソナ設定を行うメリットをご紹介します。
消費者目線で商品・サービスの「強み」を掴める
マーケティングにおいては、商品・サービスを提供する側が伝えたいポイントと、消費者の知りたい情報がイコールとは限りません。
そのため、「消費者目線」で商品・サービスの利点をとらえる必要があります。
ここで重要になってくるのがペルソナ設定です。
想定される消費者を詳細に設定するほど、この人物に商品・サービスを購入してもらうにはどんな情報が必要なのかが考えやすくなります。
チーム間で目的(人物像)を共有できる
個人で経営している学習塾や整体院の場合を除き、チラシ作成にあたっては複数人のチームで行う場合も多いでしょう。
その時に、想定されるターゲットが大まかなものだと、チーム間で人物像のすり合わせがしにくくなってしまいます。
たとえば、「40代・管理職」といった大雑把な設定では、「勤めている会社の規模は? 業種は? 年収は?」など、人によって全く異なる人物像が出来上がってしまうかもしれません。
ペルソナを詳細に設定しておくことで、チーム間で同じ人物像を共有し、的確なマーケティング・チラシ作成を行うことができます。
チラシ作りにおけるペルソナ設定のステップ
ペルソナ設定は、手順を把握していれば決して難しい作業ではありません。
以下の2ステップで設定することができます。
STEP1 ペルソナ設定に必要な情報を集める
まずはペルソナの設定に必要な情報を収集するところから始めます。
ペルソナ設定に必要な情報の一例としては、主に以下のようなものが挙げられます。
【ペルソナ設定に必要な情報】
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顧客インタビューやアンケート
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社内での聞き取り調査
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購買データの分析
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過去の販促結果の分析
自社内の情報だけでペルソナ設定を行ってしまうと、偏った目線での人物像が出来上がってしまいます。
そのため、上記の情報をもとに「購買に至った理由」や「顧客の抱えている悩みやニーズ」を考えるのが大切です。
STEP2 情報を整理し、人物像を組み立てていく
STEP1で集めた情報をもとに、人物像を組み立てていきます。
ペルソナの構成要素は多岐にわたります。一例として、以下が挙げられます。
【ペルソナの構成要素一例】
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氏名
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年齢
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性別
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職業
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年収
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学歴
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世帯構成
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住まい
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性格・価値観
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趣味
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余暇の過ごし方
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人間関係
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よく使うSNS
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ニーズや悩み
ペルソナが出来上がったら、チーム内でも共有し、認識のすり合わせやフィードバック・修正などを行いましょう。
ペルソナ設定で注意すべきポイント
最後に、ペルソナ設定を進めるうえで気を付けておきたいポイントをご紹介します。
「リアルに存在しそう」な人物像にする
ペルソナ設定で重要なのが、「実在感のある人物像」を設定することです。
架空の人物ではあるものの、誰が見てもその人となりをイメージできる設定をする必要があります。
たとえば「20代で年収2,000万円」などの設定は、一部のハイクラス人材を除き、あまり現実的な設定とは言えません。(不動産などの高額商品を宣伝する場合には、こうしたペルソナ設定が有効な場合もあります。)
加えて、「自社にとって都合のよい人物像」を作り上げてしまうのも、ペルソナ設定においてはご法度です。
消費者目線のニーズを把握するためにも、SNSやネット上の口コミなども参考に、客観的な情報収集を行うようにしましょう。
定期的な見直しを行う
ペルソナは、あくまで「仮想の顧客像」です。そのため、一度作成したペルソナが必ずしもニーズをとらえた内容であるとは限りません。
社会の変化やユーザーの環境の変化によっても、その時々にあったペルソナが存在しますので、定期的なペルソナの見直しも重要です。
まとめ
今回ご紹介したペルソナ設定によって、反響につながるチラシ作成の糸口が見つかることでしょう。
また、顧客層が幅広い場合などは、複数のペルソナを設定することも有効です。
株式会社進和プロモーションは、福岡・大阪・東京を中心にポスティングを行っています。
1985年の創業時より様々なお客様からポスティングのご依頼をいただいています。
クリエイティブや印刷・エリア選定などについても十分な実績があります。
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