効果を上げるチラシ作りには「ABテスト」が重要! やり方と注意点を紹介
ポスティングを実施してみたものの、「思っていたより効果が出なかった」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一度のポスティングで得られる反響率は、およそ0.01~0.3%だと言われています。
そのため、ポスティングで反響を高めていくためには、「ABテスト」を実施し、再度ポスティングを行うのが効果的です。
今回は、ABテストの概要と実施方法・注意点についてまとめています。
チラシの反響で悩んでいる方はもちろん、これからポスティングの実施を検討している方も参考にしてみてください。
進和プロモーションでは、チラシのデザイン作成も承っております。
ポスティングに関するご相談はお気軽に!
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目次
ABテストとは?
以下はとある転職サービスの広告です。
突然ですが、以下のA・B、2つのパターンの広告のうち、より反響が大きかったデザインはどちらだと思いますか?
答えは、Aの広告の方が、高い反響結果が出ています。
ぱっと見の印象では、Bの広告の方が前向きなメッセージを受け取れるため、反応が良いように思えます。
しかし、転職の動機は決してポジティブなものだけとは限りません。
仕事量や待遇面での不満をきっかけに、転職を決意する人も多くいるでしょう。そのような人の場合、今の心情に寄り添ってくれる内容が、より刺さるはずです。
このように、広告のデザインは事前の印象と実際の結果が異なるケースが往々にしてあります。
ABテストとは、2種類の広告を用意し、「どちらがより効果が出るか」を検証するものとなります。
チラシのキャッチコピーやデザイン、キャンペーンの有無など、いくつかの仮説を元に異なるタイプのチラシを用意しておくことで、改善策の特定ができるのです。
ABテスト実施にあたっての注意点
続いて、ABテストを実施するにあたっての注意点を紹介します。
比較要素はなるべく絞り込む
一度のABテストで比較する要素は、なるべく1つに絞り込むのがよいでしょう。
複数の要素で比較すると、結果を検証した際にどの要素が効果があったのか分からなくなってしまいます。
- メインの画像は同じで、キャッチコピーを2種類用意する
- キャッチコピーは同じで、メインの画像を2種類用意する
など、1要素に絞ってABテストを実施しましょう。
実施条件は統一する
ABテストの実施条件は、A・Bともに統一して検証する必要があります。
実施条件とはポスティングの場合、以下のようなものが挙げられます。
- 配布エリア
- ターゲットの年齢・性別
- 配布部数
- 配布時期
ポスティングの反響は上記の条件次第で変わってしまうので、なるべく同じ条件下で検証を行うようにしましょう。
テストは繰り返し行う
先述したように、ABテストのPDCAサイクルは複数回にわたって回していくのが理想的です。
何度もデータを検証し新しい仮説を立てていくことで、より反響を狙えるチラシが仕上がっていきます。
また、過去に反響の高かったチラシが、その後も継続的に反響を狙えるとは限りません。
常に最新のニーズに合わせていくためにも、定期的にABテストは実施していくとよいでしょう。
ABテストの進め方は「PDCA」サイクルを回すのが基本
ABテスト実施の手順としては、「PLAN(計画)→DO(実行)→CHECK(評価)→ACTION(反映)」のサイクルを回していくのが一般的です。
各項目について解説していきます。
PLAN:計画
ABテストの実施にあたっては、まず入念な計画が必要です。無計画でテストを実施しても、十分なデータを集めることができず、時間とコストだけがかかってしまいます。
「計画」とは具体的に何かというと、「反響を獲得するためには、どのようなチラシを作成すべきか」の仮説を立てることです。
- テキストは必要最低限に。画像で訴求できるポイントを増やす
- 金額の安さを目立たせる
- 店舗の場所・連絡先をわかりやすい位置に配置する
など、消費者の目線で見た時に、どのようなチラシが効果的かを考えてみましょう。
DO:実行
計画に基づき、テストを実行していきます。A・B、2種類のチラシを用意し、ポスティングを実施してみましょう。
ポスティングでは配布枚数や配布エリアが明確なので、ABテストによる検証もしやすい傾向があります。
配布エリアの選定に迷ったら、以下の記事も参考にしてみてください。
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CHECK:評価
ABテストの結果をもとに、仮説に間違いがなかったか、評価を行います。
A・B各パターンの配布終了後から一定の期間を置いた後、それぞれの反響率を算出してみましょう。
反響率は以下の計算式で求められます。
反響率=反響数÷配布したチラシの枚数×100
先述した反響率の平均である「0.01~0.3%」という数値との比較、さらにA・Bどちらの反響率が高かったかを記録しましょう。
ABテストにおいては、先に立てておいた仮説が正しく立証されていたかよりも、「結果を正確に分析すること」が重要です。
ACTION:反映
AとBのチラシで、より効果が高かった方のデザイン・文面を採用し、さらなる仮説(PLAN)を立てていきます。
このように「PDCAサイクル」を回していくことで、より反響の高いポスティングを実現することができます。
まとめ
ポスティングで効果を上げていくためには、複数回もしくは定期的に配布を行うことが大切です。
加えて今回ご紹介したABテストを重ねていくことで、さらにポスティングの効果を高めていくことができます。
株式会社進和プロモーションは、福岡・大阪・東京を中心にポスティングを行っています。
1985年の創業時より様々なお客様からポスティングのご依頼をいただいています。
クレーム対応のノウハウももちろん、クリエイティブや印刷・エリア選定などについても十分な実績があります。
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