ポスティングの反響率ってどれくらい?反響を上げるポイントも解説
ポスティングは地域密着型の集客に適した販促手法です。自社・自店舗に近いエリアの住人へチラシを届けることで、お問い合わせや来店などの反響が期待できます。
これからポスティングを検討している方にとっては、「ポスティングはどれくらいの反響があるの?」というのは気になるポイントでしょう。
この記事ではポスティングの反響率の算出方法と、代表的な5業界の反響率の平均、反響率を上げるためのポイントを中心に解説していきます。
進和プロモーションは、1985年創業のポスティング会社です。
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目次
ポスティングの反響率とは
ポスティングにおける反響率とは、「チラシを配布した枚数に対して、どれくらいの反応があったか」を示す割合のことです。
企業・店舗によって、何をもって反響とするかは指標が異なるでしょう。
チラシに対する反響の例としては、以下のようなものが挙げられます。
- お問い合わせ
- 資料請求
- 見積もり依頼
- 商品の予約・購入
- 店舗への来店 など
上記の顧客の行動は、それぞれにハードルの高さが異なります。たとえばいきなり商品を購入する前に、まずは資料請求をした方が心理的なハードルは低くなります。
よって、商品の予約・購入よりも、資料請求の方が反響率は高くなります。
反響率の計算方法
反響率は以下の計算式で求めることができます。
反響率(%)=反響数÷チラシの配布枚数×100
仮にチラシを10,000枚配布して反響が1件だった場合は、
1÷10,000×100=0.01(%)
0.01%が反響率となります。
ポスティングの反響率の目安【主な5業界】
ポスティングの反響率の平均は、およそ0.01~0.3%と言われています。
前の章でもお伝えしたように、何を指標に反響を測るのかは企業・店舗ごとに異なります。平均値に幅が見られるのはそのためです。
この章では、代表的な5業界を例に、反響率の傾向をご紹介します。
飲食業界の反響率はおよそ0.3~0.5%
飲食はポスティングの中でも比較的反響が高い業界です。人々の生活にとって、食事は欠かせない存在だからです。
新規店舗のOPEN案内や新メニューの情報発信として、ポスティングを利用されるお客様が多いです。
飲食業界の反響率の目安はおよそ0.3~0.5%であり、10,000枚配布した場合の反響は30~50件ほどになります。
学習塾の反響率はおよそ0.01~0.05%
学習塾は小・中・高校生の子供がいるファミリー世帯がターゲットとなります。学習塾は中長期的に通うことが前提になるため、チラシを受け取った後は保護者の比較検討がじっくりと行われることが予想されます。
そのため、チラシを受け取ってすぐに入塾者が増えることは現実的ではなく、「体験入学」が反響数の指標になるでしょう。
学習塾の反響率はおよそ0.01~0.05%になります。チラシ10,000枚に対し1~5件の反響数になります。
スポーツジムの反響率はおよそ0.01~0.03%
スポーツジムの反響率の平均は、0.01~0.03%です。10,000枚チラシを配布すると、1~3件の反響になります。学習塾と同様、チラシを見てすぐに入会する人は少なく、まずは「体験申し込み」が反響の指標になるでしょう。
チラシ専用のWebページを用意し、チラシにQRコードを記載しておくと、Webページからの申し込み=チラシの反響数になります。
美容業界の反響率はおよそ0.01~0.2%
美容院・エステサロンなどの美容業界は単価が高いため、ポスティングの反響率はやや低くなります。美容院のチラシの場合は、反響率の平均はおよそ0.1~0.2%ほどで、チラシ10,000枚に対し10~20件の反響が見込まれます。
対してエステ・脱毛などは単価が高くなるため、チラシの検討期間も長いでしょう。
エステサロンの場合、反響率はおよそ0.01%、10,000枚のチラシに対し1件の反響が目安になります。
不動産業界の反響率はおよそ0.01~0.03%
不動産業界は新築の戸建住宅や分譲マンションの情報発信のためにポスティングを行います。住宅の購入は大きな決断になりますので、チラシを見て購入を決断する人はほとんどいないと考えられます。
よって、チラシの反響の指標は、「住宅展示会・見学会の来場人数」「商談に至った人数」などになるでしょう。
不動産業界の反響率の平均は、およそ0.01~0.03%です。10,000枚チラシを配布した場合、1~3件の反響になります。
進和プロモーションは、1985年創業のポスティング会社です。
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ポスティングの反響率の上げるための8つのポイント
最後に、ポスティングの反響率を上げるためのポイントを8つご紹介します。
ターゲットが多い配布エリアを選定する
ポスティングにおいては、配布エリアの選定は重要です。自社の商品・サービスのターゲットとなる層が少ないエリアには、チラシを配布したとしても高い反響は見込めません。
たとえば、ファミリー世帯をターゲットにするのであれば学区内を中心に、高所得世帯をターゲットにするのであれば高級住宅街を中心にエリア選定ができます。
その他、配布エリアの選定方法については、以下の記事でくわしく解説していますので、あわせてご参照ください。
ターゲットに合わせた配布方法を選択する
ターゲットに応じて、配布方法を選択するのもよいでしょう。
「軒並み配布」という方法が基本的なスタイルにはなりますが、ランダムに配布を行うためターゲットの絞り込みはできません。
ターゲットを絞り込む際は、「集合住宅のみ」「事業所のみ」など、絞り込みを行った方が反響につながりやすくなります。
ちなみに弊社の場合は、以下の配布方法を選択できます。
配布方法
内容
軒並み配布(ランダム配布)
住宅形態を問わずエリア内のすべての建物を対象に配布
集合住宅のみ配布
エントランス・1階部分に集合ポストがあるマンション・アパート・団地を対象に配布
指定集合住宅配布
ご指定いただいた集合住宅のみに配布
エリアフリー配布
エリアは弊社が選定。1か月間で配布
選別配布
分譲住宅、ファミリータイプマンションなど、対象となるポストを目視で選別・配布
事業所配布
オフィスや商店を対象に配布
伝えたいことがひと目でわかるチラシデザインにする
読み手が行動に移してくれるかどうかは、パッと見のチラシの印象で決まると言っても過言ではありません。何を伝えたいチラシなのか、ひと目で分かるチラシ作りを心がけましょう。
ターゲットに合わせたフォントやカラーを選ぶことはもちろん、商品のイメージが湧く写真やイラストを入れることも大切です。
また、反響率を上げるという観点で言えば、お問い合わせ先の電話番号や店舗へのアクセスマップなどを分かりやすい位置に掲載することも大切です。
チラシデザインのポイントについては、以下の記事もご参照ください。
配布するチラシの枚数を増やす
ポストからチラシを取り出すという動作は日常に組み込まれていますので、チラシに目を留めてくれる可能性が高いのがポスティングのメリットでもあります。そのため、配布する枚数を増やせば、それだけチラシを見てもらえる分母も大きくなります。
ただし、やみくもに配布枚数を増やして配布をしても反響につながるとは限りませんので、先に紹介した配布エリア・配布方法・チラシデザインなどの対策は必須になります。
ポスティングのタイミングを見極める
チラシを見てもらいやすい時間帯や曜日も存在します。
一般的に単身者であれば仕事から帰宅した18時から20時の間でチラシを見てもらいやすくなります。ファミリー層であれば一通りの家事や子供の送り出しが終わる13時から16時あたりがチラシを見てもらいやすい傾向があります。
また、平日よりも祝日の方が在宅率が高いので、チラシをじっくり見てくれる可能性が高まります。
以下の記事では業種別のおすすめの配布タイミングをご紹介しています。
チラシにクーポンをつける
チラシに割引や初回無料のクーポンをつけることで、反響率は上がる傾向にあります。
加えて、クーポンには利用期限を記載しておくのが大切です。期限を設けていないと「そのうち利用すればいいか」と思っているうちにチラシの存在自体を忘れられてしまう可能性があるからです。
「7月末まで」「先着100名まで」などの制限を設けておくことで、「今のうちに行動しておこう」という喚起につながります。
チラシ配布後は必ず効果測定をする
ポスティングを行った後は必ず効果測定をしましょう。どのエリアに何枚チラシを配布して、何件の反響があったかを記録することで、課題や改善点も見えてきます。
また、可能であればチラシは2種類用意しておくことをおすすめします。まったく異なるデザインを用意する必要はなく、一部のキャッチコピーや写真を変更した2種類で配布を行います。
どちらの方が反響率が高かったかによって、「ターゲットが興味のある情報」が分かるようになります。
一通りのデータの計測が終わったら、再度ポスティングをするかどうかを検討します。
1回目のポスティングの結果をもとに修正を行い、2回目のポスティングで反響率が上がったケースもあります。
配布実績の豊富なポスティング業者に依頼する
ポスティング業者は正確な地理データや過去の反響事例なども保有していますので、ポスティング業者に配布を依頼するのがおすすめです。
ただし、中には評判のよくない業者も存在しますので、サポートの品質については見極める必要があります。
優良なポスティング業者を見極めるポイントについては、以下の記事でくわしく解説しています。あわせてご参照ください。
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まとめ|事前準備と配布後の計測を怠らなければ、ポスティングの反響率は上げられる!
今回の記事ではポスティングの反響率について深く掘り下げてきましたが、いかがでしたでしょうか。
ポスティングは適切な配布エリア、適切なターゲット設定、適切なチラシ作成によって反響率を上げることができます。
事前の準備はもちろん、配布後のデータをもとに再度ポスティングを行うことで、反響率が上がったケースもあります。
これからポスティングを検討している方、一度ポスティングを行ったけど思うような反響につながらなかった方に、この記事がお役に立てれば幸いです。
進和プロモーションは、福岡・大阪・東京エリアを得意とするポスティング業者です。ポスティングだけでなく、チラシの制作も請け負っています。
1985年の創業からのマーケティングデータも用いながら、反響につながるご提案をさせていただきます。
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