美容室はポスティングで集客アップを!チラシデザインのポイントも解説
多くの美容室にとって、新規顧客・リピーターの獲得は重要課題の1つでしょう。
近年では予約サイトやSNSの活用によるオンライン集客が主流になっていますが、オフライン集客と掛け合わせることでより幅広く自店の宣伝ができます。
この記事ではオフライン集客の代表格である「ポスティング」について、
- 集客につながる美容室チラシ作成のコツ
- 美容室の集客にポスティングがおすすめな理由
- 美容室のポスティングを成功させる4つのポイント
をご紹介したいと思います。
目次
集客につながる美容室チラシ作成の7つのコツ
美容室は、年代・性別を問わず多くの人が利用します。ネットを使いなれていない高齢のお客様や、「自宅から通いやすい場所で美容室を探している」という層にとって、ポスティング集客は理に適っています。
しかし、まずはチラシを手に取って、内容を確認してもらわないことには始まりません。
ここでは集客につながる美容室チラシ作成のコツをご紹介します。
チラシの「ターゲット(ペルソナ)」を設定する
まずはチラシを届けたいターゲットを明確にしましょう。ターゲットの定まっていないチラシは端的に言って読みごたえがありません。
さらにもう一歩踏み込むのであれば、チラシの「ペルソナ」を設定すると、より反響につながるチラシになります。
ペルソナとは、いわば「架空の顧客像」のこと。「20代 女性」のような大雑把なターゲットではなく、より1人の人物像が浮かび上がるよう、細かく設定していきます。
たとえば美容室のペルソナは以下のようになります。
未婚 AM6:30 PM11:30 Instagram、X
プロフィール
氏名
山本 由美 (やまもと ゆみ)
年齢
29歳
性別
女性
居住地
福岡県福岡市博多区
職業
広告代理店のアカウントマネージャー
収入
年収450万円
既婚 or 未婚
起床時間
就寝時間
よく使うSNS
ライフスタイル
趣味
ヨガ、旅行、カフェ巡り
休日の過ごし方
友人とカフェでお茶をしたり、インスタ映えするスポットで写真撮影、Netflixで映画鑑賞
よく行くお店
トレンドのカフェ、セレクトショップ、オーガニックショップ
よく読む雑誌
「VOGUE」、「ELLE」
好きな食べ物
アサイーボウル、サラダ、抹茶スイーツ
流行への感度
非常に高く、ファッションや美容の最新トレンドに敏感
価値観
性格
自信に満ちた社交的な性格。人と話すのが好きで、新しいことに積極的に挑戦する。
お金の使い方
自分への投資を惜しまない。特に外見や美容に関するものには十分なお金をかける。
お店を選ぶ基準
技術力、トレンド感、サロンの雰囲気やインテリア、口コミの評価が高いこと
抱えている悩みとニーズ
抱えている悩み
仕事が忙しくて定期的に美容室に行く時間が取れず、いつも理想のスタイルをキープできない。髪のダメージやスタイリングの持続力が気になる。
悩みの解決方法
自分のライフスタイルに合ったサロンを見つけ、定期的に通えるような効率の良いサービスを受けたい。スタイル維持がしやすく、手軽におしゃれな髪型に整えられるサービスを希望。
(その悩みに対して)どうなりたいか?
自分に合ったカットやカラーでいつでもトレンド感のあるスタイルを保ち、自信を持って過ごしたい。
商品購入の懸念事項
価格に見合う技術かどうか、スタイルの持続性、サロンの雰囲気やスタッフの接客対応
商品を知るきっかけ
ポスティング、Instagramの美容アカウントやインフルエンサーの紹介、口コミサイトや友人の紹介
読み手の行動を促すチラシ構成にする
読み手の行動を促すチラシとは、ぱっと見でも訴求点が明確です。お店に行くとどんなメリットが得られるのか、料金はどれくらいを見積もっておけばいいのか、必要な情報にすぐに辿り着きます。
このようなチラシは、プロのデザイナーでなくても作成できます。
たとえば、「PASONAの法則」です。
- Problem(問題):ユーザーの悩み・課題に対する問題提起
- Affinity(親近感):ユーザーの悩み・課題への共感
- Solution(解決策):ユーザーの悩み・課題に対する解決策の提示
- Offer(特典):購買意欲を促す特典・オファーの提示
- Narrowing Down(絞込):期間を限定するなどし、行動を促す
- Action(行動):具体的な行動フローの提示
PASONAの法則とは、行動を促す要素の頭文字を取っています。
「P→A→S→O→N→A」の順番に情報を整理することで、読み手の行動につなげることができます。以下に美容室チラシの例を挙げてみます。
Problem(問題)
髪の毛のクセが強くて、美容室に行ってもいつも満足のいく仕上がりにならない…
Affinity(親近感)
自分が思い描く理想のスタイリングに近づきたいですよね。
Solution(解決策)
『Salon de Luxe』は、忙しいあなたに合わせた効率的なカット&カラーサービスを提供します。トレンドを意識したスタイル提案はもちろん、ダメージケアにも特化し、髪の美しさを保ちながらスタイリングをしやすくします。経験豊富なスタイリストが、あなたのライフスタイルに合った最適な提案を行います。
Offer(特典)
今なら初回ご来店のお客様限定で、全メニュー30%オフ!
Narrowing Down(絞り込み)
この特典は、今月限定のキャンペーンです。
Action(行動)
まずはお電話かウェブサイトからご予約ください。
他店にはない「強み・専門性」をアピールする
数ある美容室の中から自店舗を選んでもらうには、他店にはない「強み・専門性」をチラシでアピールする必要があります。
たとえば、以下のようなものが挙げられます。
- お店のコンセプト
- ヘアアレンジやスタイリング方法
- お店のアクセスのしやすさ
これらを打ち出すことで、あなたの店舗だけのオリジナルなチラシが出来上がります。
店舗の魅力を伝えるキャッチコピーを入れる
チラシづくりにおいて大切なのが「キャッチコピー」の存在です。チラシの目立つ位置にお店の魅力を端的に伝えるコピーがあると、誰でも思わず目を留めます。
キャッチコピーも前の項で説明したのと同様、他店にはない強み・専門性を打ち出すのがよいでしょう。あまり長すぎるコピーは離脱につながってしまうため、20文字前後が望ましいです。
キャッチコピーに卓越した言語センスは必要ありません。以下ではキャッチコピーを魅力的にするためのテクニックもご紹介しています。
お店やスタッフの写真を載せる
お店やスタッフの写真があった方が、チラシを見た時の親しみは大きく変わるでしょう。はじめてのお店に行くときは誰でも少しは緊張するものです。あらかじめお店の雰囲気を把握できた方が安心感につながります。
また、お客様の掲載許可が取れれば、実際のビフォー&アフターの写真を載せるのも効果的です。ヘアモデルの方を起用するのもよいでしょう。
実際のお客様の声を掲載する
行ったことのないお店に行く前に、ネットで口コミを調べる人は多いですよね。他の人から評価されているお店ならば行っても安心だろうという顧客心理がそこにはあります。
チラシにおいても同様で、実際にご来店いただいたお客様の声があるなら、なるべく記載した方がよいでしょう。他店との差別化という意味でも有効です。
チラシ限定の特典・クーポンをつける
美容室に行くのは決して安い買い物ではありません。特に行ったことのないお店に対しては、「それだけの料金を払う価値があるのか」しっかり見極める人が多いでしょう。
チラシにクーポンや特典をつけることで、来店への心理的なハードルを下げることができます。
さらにクーポンに有効期限を設けておくと、利用率は上がります。
進和プロモーションでは、チラシのデザイン作成も承っております。
ポスティングに関するご相談はお気軽に!
0120-044-095
美容室の集客にポスティングがおすすめの理由
美容室がポスティングで集客をすることのメリットをご説明します。
ターゲットを絞ってチラシを配布できる
ポスティングでは配布エリアを絞り込むことができます。たとえば美容室を中心として、半径2km以内の住宅にチラシを配布する、ということも可能です。さらに「戸建て住宅だけ」「集合住宅だけ」にチラシを配布することもできます。
ポスティング業者ではGISと呼ばれるシステムを使い、配布エリアを絞り込めます。
GISによって以下のようなデータが分かります。
- 地域の人口・世帯数
- 年齢分布
- 男女比
- 年収別の分布
配布エリアを絞り込むほど時間もコストも増えますが、よりターゲットにチラシが届きやすくなります。
お店の認知度アップにつながる
近年ではWeb広告やSNSを集客の柱としている美容室が多くを占めます。一方で、美容室の数も年々増加しています。その結果、Web広告・SNS上で競合店舗の奪い合いが起きている状況です。
ポスティングはアナログな集客方法ではあるものの、いわば集客の「穴場」です。お店の近くに住む住人やWeb広告・SNSで取りこぼしてしまっている層への認知拡大に役立ちます。
宣伝コストを回収しやすい
美容室のチラシ反響率の平均は、およそ0.1~0.2%、つまり10,000枚のチラシを配布して10~20件の反響が生まれる計算になります。
配布料金はエリアや配布方法、配布期間などによって変動はあるものの、おおむね3~6円/枚が相場です。
美容室の客単価を考えると、十分に宣伝コストを回収しやすい、コスパのよい方法です。
美容室のポスティングを成功させる4つのポイント
ここからは、美容室のポスティング集客を上げる4つのポイントをご紹介します。
ターゲットが多いエリアにチラシを配布する
ポスティング効果を上げるには「商圏内でターゲットが多いエリア」にチラシを配布することが大切です。無作為にチラシを配布するとターゲットがいないエリアにチラシが届いてしまうので、無駄打ちが増える可能性があります。
商圏は、店舗を中心に1次~3次商圏に分けられます。
1次商圏
店舗から徒歩10~15分圏内(半径1km程度)
2次商圏
自転車で10~15分圏内(半径3km程度)
3次商圏
電車やバス、自動車で30~40分圏内
ターゲットが多いエリアの絞り込みは、ポスティング業者に依頼するのがおすすめです。
GIS(地理情報システム)により、年代や性別、年収帯などでエリアを割り出すことができます。
チラシを配るタイミングを見極める
ポスティングは、チラシを配布するタイミングによっても反響に差が出ます。
最もチラシが読まれやすいのは「土曜日」だと言われています。これは、平日は勤務しており家を空けている人も在宅している可能性が高いためです。
一方で、「土日の来店は多いものの、平日のお客様が少なくて困っている」という美容室も多いでしょう。その場合は、あえて平日にチラシを配布してみるのもよいかもしれません。
また、平日に在宅している確率の高い主婦(夫)層やシニア層にターゲットを絞ってチラシを作成するのもよいでしょう。
ポスティング後は効果測定を行う
ポスティングによってどれくらいの反響が得られたのか、効果測定を行うようにしましょう。事前に定めていた目標値と実際の結果の差異を把握し、原因を分析します。
チラシの反響率は、「反響数÷配布枚数×100」で算出することができます。
反響数は以下のような方法でカウントするとよいでしょう。
- チラシのクーポンの利用率
- 来店時のアンケート
- チラシ専用の電話番号・Webサイトへのアクセス数
必要に応じて複数回ポスティングをする
チラシは配布するエリアやタイミングによっても反響が変わりますから、1回のポスティングで必ず望んでいた反響を獲得できるとは限りません。必要に応じて複数回ポスティングを行うのも戦略の1つです。
ただし、やみくもにポスティングを繰り返せばいいわけではありません。前回の結果から改善点を見出し、生み出した仮説が正しいかどうか検証する必要があります。
PDCAサイクルを回していくことで、集客方法をブラッシュアップさせていくことができます。
進和プロモーションでは、チラシのデザイン作成も承っております。
ポスティングに関するご相談はお気軽に!
0120-044-095
まとめ|進和プロモーションではチラシ制作も承っております!
今回は美容室のポスティングチラシ作成に関してポイントを解説してきました。
進和プロモーションは、福岡・大阪・東京エリアを得意とするポスティング業者です。ポスティングだけでなく、チラシの制作も請け負っています。
長くポスティング事業に携わってきたからこそのご提案ができます。
配布のご依頼・ポスティングに関するお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください!
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